markdadaoの日記

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伊香保 橋本ホテル


明治に京都から出てこられ、日光の金谷ホテルと軽井沢の万平ホテルの中間に位置した奥伊香保にレストランを開かれたそうだ。そして海外に出られ洋食料理をマスターし、その息子夫婦に料理を手ほどきしたそうです。この経緯は女将からそれとなく聞いたので、次回機会があれば正確に確認します。まずは橋本レストランとしてシーズンだけ開業し、戦前は避暑に来られた宮様が良く来られたとのことです。
その後ホテルとして営業し、戦後進駐軍に接収されお客様は外国人専用となったそうで、当時の英字新聞に万平ホテルと一緒にコマーシャルが出ています。

ステンドグラスは女将が趣味で始められたそうで、ホテル内の窓ガラスをはじめ電気スタンド、壁のライト等に使われています。













2階の暖炉は今も活躍しており、その周囲はレトロな落ち着きを醸し出しております。窓からは紅葉で有名な河鹿橋が眼下に見え、食堂のベランダからは清水と源泉が混じった川が真正面に見えます。
歴史と景色は伊香保では一級かと思います。しかし、温泉旅館が時代の流れの中で団体旅行の受け入れや、忘年会などの大量受け入れに翻弄され、本来の橋本ホテルの良さを表に出せない時期が長かったように思います。


ホテルリニューアルの達人「禅」の水梨社長のアイデアと、ソフィストケートされた女将の決断で、品のあるそしてリゾートホテルを理解している人たちに愛される”新”橋本ホテルの誕生を期待しております。