markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

経済構造の変化

大阪にある同業者の友人に電話をした。大阪の景気状況を聞いてみたが、仕事が全く無いと言う。先日静岡の友人の会社を訪問した際、ピークの3割ぐらいしか受注が無いと言い、社員に悪いとつぶやいた。
一向に景気の回復の兆しが無い。弊社の公認会計士の先生は、ご自分の事務所も体質から変えなければいけない経済構造の変化の時期だと仰っていた。
当方も本業の受注が半減している。本業外の仕事などで企業の維持をしているのがやっとである。
昨年のリーマンショックによる急激な景気後退の際、経済講演で早い回復を唱える先生は、今夏には経済は回復するだろうと言っていた。しかし新聞紙上等では、1年間は回復が期待できないというのが大方の見込みであった。
企業はその時代に要求されたものを市場に提供している時にその企業の存続が許され、健全な経営が出来るのである。しかし簡単に業態を変えることは難しく、その経済構造の変化のはざまで企業倒産が発生しやすい。

昔、本業の仕事が無くなった時、知人の伝手でレコードの紙ジャケットに帯を付ける仕事で食いつないだことがあった。あの当時は、井上陽水カーペンターズが売れていたお陰であった。
そしてこの赤い車のジャケットは毎日見ていた。
何事も諦めなければ、なんとかなる。本業が駄目でも、他の業種が忙しくてしょうがないこともある。そこに巡り合うために駆けずり回る。
こういう時期は一攫千金と言うか、逆転満塁ホームランを期待するのだが、こつこつ不況の薄紙を剥がしながら、ある時期気がついて周囲を見回した時に不況を脱出したことを知るもんだ。
良かったことは忘れ、絶対に勝ち残ると決意する。