markdadaoの日記

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Let us Help PP Hiro.

朝マニラから電話があり、声の主はロータリーの友人Hiro君。「弱ったことが起きました。RCLSクラブが消滅し、WCSの資金も行方不明で事業の進捗も分かりません」とのこと。(WCS→世界社会奉仕委員会)
真っ先に頭に浮かんだことは、このWCS事業支援のクラブ国際奉仕委員長のKさんのこと。私は地区のWCS委員長として各クラブへWCS事業への参加を促すためにあちらこちらで卓話をし、Kさんは早くから私を信じてご自分のクラブの会長へWCS事業を働きかけ、今年の5月には現地で調印式まで済ませた。
私はKさんを裏切ることになるので、そのクラブへ出向き正直に話しをすると言いました。Hiro君は自腹を切って、このWCS事業を続けるという。話が長くなるので、午後落ち着いたらSKYPEで話をしようと提案しとりあえず電話を切った。
午後の内容は「ボスからRCLSクラブが消滅したことを聞いた。そして昨年度のクラブ会長が任期を待たず退会し、このWCS事業はパスト会長に委ねた事を確認した。その後本人はアメリカへ飛び、その委ねられたパスト会長とは連絡が取れない。年配の会員も多く、この間亡くなられた方もいる。会員急減によるクラブ消滅か。」
「クラブが消滅したのであればやむ負えない。そのWCS事業はどこか別なクラブが引き継いでもらえないか?資金は考えなければならないが。とにかくわからないことが多いので、事実を確認した後、Kさんのクラブへ謝罪と次善策を報告してくる」
夜Hiro君からメールが入った。「WCS事業は継続している。事業終了後報告書がもらえる。皆心配をしてくれてる」とのこと。そしてこれまでの地区内でのやり取りがメールに記されていた。
タイトルは”Let us Help PP Hiro”
最初にHiro君の委員会の委員長(ボス)がガバナーと直前ガバナーへ状況説明とこの事故における影響、最後に誠に嘆かわしいことだと結んでいる。次にガバナーから各ガバナー補佐へ問題解決と人探しメールを発信。最終的に問題のパスト会長に連絡がつき、本人のコメントではクラブは再開し、WCS事業も現地の地域の代表と自分たちのクラブ会員で進めている。事業終了後は恩恵を受けた子供たち全員の氏名と事業風景の写真及び報告書を提出する旨メールに記載されていた。次回訪比の際は30日前に連絡し、新規の場所が確定したので立ち会うこととする。
悩みが吹き飛び、そして感心することがあった。
1.海外で日本人でありながら、Hiro君の現地での人望の厚さ。
2.インターネットが日常生活に浸透し、ロータリークラブ内でも活用している。