markdadaoの日記

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救済支援のありかた

この台風16号(呼称Ondoy)の被災した人々への緊急援助が各地で検討されているようですが、現地入りし一つ疑問を呈します。(写真は河川に不法占拠した家屋が崩壊した跡地)


マニラ首都圏にあるMarikina市やRizal州のように被害が大きかった特定の被災地は、援助が必要です。しかし、それらの被災地の写真や映像を紹介して、突然募金活動を開始する団体が増えているようです。
上記以外の被災した所は、元から生活環境が良くなかったスラム街で、壊れ易かったところに大雨が降ったため、家屋が破損したということも考えられます。が、勿論被災状況が激しいようでしたら、援助は必要かもしれません。
因みに、マニラ首都圏では多くの地域は、すでに水も引け、既に日常生活を取り戻していました。

現地の新聞では、被災をネタに振りこめ詐欺が発生していると報道。仮定ですがもし、ODAのような大型支援を取りつけ、現地任せの情報を信じ、送金や支援物資を送付をすればそれらはどこへゆくのか?
私達が行った食料配給でも、「うちには食料がまだある」とうそぶきながら列に並ぶ輩もいたそうだ。
こういう自然災害時の緊急援助、もう一度、検討する必要があるのではと思います。きちんとどこがどれくらい被災しているかの情報を把握し、必要とされている方々へ必要な援助が届くことを。
そして被災後1週間以内に私達民間が支援すること。本当に困っている人達は、この1週間を乗り切るのが大変です。その後は大型支援も入ってきて、生活のめどが立つと思います。