今日は妻の誕生日。旅から帰った息子達とささやかに外食で誕生日のお祝いをやる。娘夫婦はスペインにいるようで、息子に誕生日の祝いを託していた。誕生日で本人はいくつになっても喜んでいる。生を授かった感謝の気持ち、そしてそれを周囲が祝う。
昨年、ストリートチルドレンを擁護し、教育と職業訓練を行い就労に導く施設を訪問をした。そして一人の子に尋ねてみた。
「両親はいるのか？」、「いない」。「両親を知っているのか？」、「知らない」。誕生日も分からない、本当の自分の名前も知らない。
しかし、今は集団生活の中で衣食住が満たされ、就労した先輩たちをスターとして目標にしている。しかしこの組織も宗教家がプライベートに行っているため、資金確保に努力をされている。
彼らストリートチルドレンは空腹を紛らわすために麻薬に手を染めその売り子となり、また女の子は体を売って身を滅ぼす子が多い。
産み落とされた子供たちの誕生日はわからないが、今を生きて可能性のある将来を得るために。直接の彼らへの支援が暫定対策ならば、教育と就労の場の提供は恒久対策となろう。
