markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

小川一世君

昨日は一日外出していたので、土曜休みだが午前中会社へ行き事務処理を済ませた。午後2時にいつもの床屋へ。
休みの日は、よく頭痛がする。こういう日はいろいろと記憶がよみがえる。特に亡くなった友人達の思い出が浮かぶ。そういう場合はすぐに、「君たちがやり残した人生を私に下さい。私が一生懸命尽くして、君たちの分までこの世で働きます」と云い成仏を願う。間違っても「おいで、おいで」には乗らない。
安中市の元市長の倅で、青年会議所時代は同期の理事長をやっており、群馬県全体の会議(会員会議所会議)にはよく一緒の車で出かけた。
ある日彼が運転していた時、道の真ん中で急に車を停めトランクから軍手を持ってきて、路上の小動物の遺体を道端へ片付けたことがあった。
喋り方はべらんめい口調で、先輩をも呼び捨てにすることが多かったが、こういう心の優しさがあった。
見舞いに行った知人からの話では、人工透析を受けていた彼は死ぬ前日、父親に怒鳴って生き方を諭していたという。父親に命のある限り甘えたかったのだろう。40余歳の命であった。
そして、私を呼んでいたという。知人はまさか死ぬとは思わなかったので、騒がせたくなく声をかけなかったとのこと。
明日が彼岸の入り、甘いものが好きだったので、ぼた餅でも持って墓へでも行くか。