markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

陽徳を考える

  1. 近所の公園を清掃している人がいる。誰に頼まれたわけでもなく、一人掃除をしている。(写真1)
  2. 犬を連れたお坊さんが、犬のフン用のビニール袋以外にもう一つ袋を携え、散歩しながらゴミを拾っている。(写真2)
  3. ロータリーで社会奉仕や世界奉仕の事業をマスコミにPRしている。

1.は徳など眼中にはなく、汚れていることを見捨てておけず、公共のものでも個人のものと同じように掃除をしている行為は、陰徳の上として考えられます。
2.は徳のある行為ですが、お坊さんのことですから徳に対する見識も深いはずで、個人の自己研鑽としての行為ととらえ、これは通常言われる陰徳であると考えます。
3.は一般的に陰徳に対し陽徳と取られ、自慢する行為であるとして陰徳と比べ低く見られています。しかしこのような奉仕活動をひけらかすのではなく、広報を通じて多くの人に奉仕することが社会にとって必要であるということを再認識していただき、共感者を増やすことは決して陰徳に伍することではないと言えます。
徳とは善き人間の特質であると言われておりますので、その行為とその処置方法に無私な心があれば、陽徳も立派な徳の行為であると考えます。
こんな事をくどくど書いていますが、人間社会は例えば徳と言う知恵をもって相互扶助を行い、人類存続の手段としていると考えるには、あまりにも淋しいかな?
写真1.
写真2.
善行をしている人たちなので、カメラを向けることを嫌うと思い、隠し撮りをしたため写真がぼけてしまいました。