markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

地位

お得意先の常務さんが退職されて間もなく脳梗塞となり、病院へ駆けつけましたところ、言語に後遺症が残りましたが軽く大事に至らず幸いでした。それから半年の今日、久しぶりで一緒に昼食をとることになりました。言語はほとんど回復しておられましたが、左足が多少ご不自由でした。
毎日子犬と戯れ、テレビを見ているとのこと。会社の皆様は誰も遊びに来ない、ご自分も会社に立ち寄らないとのこと。
一般的に良く聞く話ですが、仕事人間ほど退職されると毎日目的がなく淋しいとのこと。また地域活動も会社の部下を扱うようにできす、人間関係のトラブルで孤立をしてしまうとのこと。
東京のデパートのレストランで、12時少し前から退職をされた男の方が何人も一人で昼食を取られている姿を見ます。相反して年配の奥様方は、娘さんやお孫さんとにぎやかに食事をとられておりました。
現代の社会では職業を失った男性はかようにも淋しく、また居場所がないのでしょうか?
組織には便宜上地位や階層があり、この地位が曲者で、本人も周囲もその人の徳の深さを見ず、形である地位を見ることになります。
ロータリーの社会では1年の任期を過ぎた会長は、一会員として組織の構成員となります。地位よりその方の品格の高さが、人を引き付ける徳を醸し出し慕われております。
社長や会長が高い位置にあるのは、高い所にいなければ大勢を見渡し気を配ることができないからだと考えると、役職として理解がしやすいと思います。