markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

大川栄二先生語録その2

-文化の基本は「美」である。美とは慈しむ人の痛みがわかること。(相手の立場になってわかる)
思いやりの心が美に通じるとは、奥が深い。
-文化は本能ではない。与える愛、相手の痛みをわかること、次の世代を考えること、人間しか持てないhumanity。
毒舌家ではありましたが、人間が大好きな先生でした。
-本物は名を出さず。寄付でさえ名を出せば価値は消える。
陰徳の厳しさを教えていただきました。
-日本的自由主義経済は限界だ。今後はこれを維持するのみ。(1992.3.26)
今の時代を洞察されていました。
-資本主義の中で儲けることは善である。問題はその金の使い方。精神性に使え。
ダイエーの時代から商売に対する心の疲れを、絵画で癒されていたと聞いてました。
-美とは内面の美を指す。品とか心が顔に現れる。
画家や女性を例にして、良くお話をされていました。
-瞬間の詩情を塗りこんだものが芸術(美)である。
絵画についてこのように話されておりました。
-絵は音楽を聴くように見なさい。感情で見るのだから、理屈は云わない。
これは、私が先生に質問した答えです。
-四季と自然に恵まれた日本人の感情は素晴らしい。しかし金が絡むとすべてが消える。
ピカソの絵を見て、値札を見るな」と良く申されてました。