markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

寛容あるコミュニケーション

今日も息子が中国の新規取引先と技術的な問題で交渉が難航している。中国の4年生の大学を卒業し、約2年間日中間実務を経て、業界の専門用語もだいぶ理解してきたようであるが、遅々として進まない。
言葉はツールであり、万能ではないのだろう。
私がまだ英会話を初めて1〜2年の頃、アメリカのボストンへ私の英語の先生を訪ねた時の話ですが。
先生の友人にスタンフォード大学を出たエリートの方がおり、その方と話をしていると自分の英会話能力が急に高まったかのような錯覚に陥り会話が続きました。
多分私の稚拙な英語から彼は瞬時に意図を推察し、その意味を平易な単語をもって確認し、また私が理解できる英単語だけで会話を進めたわけです。私が話すセンテンスごとに「yes,yes」と確認し、私は話を進めることができました。
自国語の人は優位なわけですから、寛容をもって異国の人と会話を進めれば誤解も最小限となるでしょう。弊社のフィリピンの社員の日本語も、時制や受動態、能動態が混乱しておりますが、こちら側が状況判断して対応しているので、なんとかコミュニケーションが成り立っているわけです。
相手が大事と考えているならば、深い慈愛と寛容をもってコミュニケーションを進めます。母親が赤ん坊と会話をするがごとく。
ビジネスもそうであって欲しいと思います。
写真は現地でのスナップ