markdadaoの日記

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新井龍松おじさん


今日は時間があり、昔のことを思い出すには十分な久しぶりのゆっくりした日曜日。
縁がありこの地へ来て、親身に面倒を見ていただきました新井のおじさん。40年近くお世話になり、1昨年12月に亡くなられました。
19歳で残された会社を経営をしなければならなかったとき、「誠意と努力」の言葉をいただき、今でも経営指針としております。
「逆境の中で己が育つ」と勇気づけられ、また社会の表裏を感じ悩んでいるときに、このような言葉をいただきました。
「善悪を判断してから妥協をしなさい。ただし自分がなくなる限界をもって妥協の範囲と考える。これは自分に誇りを持つことであり、個性をもった人間(個の確立)となることである。」
新井のおじさんは若かりし頃、安岡正篤先生の金鶏学院へ聴講生として通われていたことを、亡くなる約5年前にお話をされました。安岡先生は声の高い方で、お弟子さんが講義の進行をされ、国士風の人やいろいろな人が出入りされていたとのこと。
ある元旦、年始にお伺いした際、おじさんの本棚に児玉誉士夫の日記「獄中獄外」を見つけ、お借りし今では形見(自分勝手に解釈してます)として大事に保管しております。
児玉誉士夫の名を知っていたのは、私の母が結婚前お琴の師匠をやっており、氏のお妾さんの家へ出稽古をしている際、何かいらいらしており日本刀でそのお琴をたたき切ったと話を聞いておりました。相当高いお琴だったそうですが、後日新調し何事もなく稽古は続けたそうです。