markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

読後感想

「人生の薬味」とは?

池波正太郎著の「最後の映画日記」を読んだ。本来なら映画の脚本や女優や男優の批評に印象が残るのだが、シャルル・ボワイエの自殺におもう、をテーマに「未知の、老残の光景」の目次に「心残りがないように」の内容が気になる。 このように人間は、他人の死…

戦後の日本の形作り

「昭和史」戦後篇の著者半藤一利氏のこぼれ話から出典。11回におよぶ「昭和天皇・マッカーサー会談秘話」より。会場は全てアメリカ大使館。 第1回 昭和20年9月27日 「天皇の戦争責任」について。「戦争の全責任がある」との発言に、マッカーサーは天皇に尊敬…

カダフィとサダム・フセイン

著者高山正之氏の『アメリカと中国は偉そうに嘘をつく」より、カダフィとサダム・フセインを記す。 カダフィの功績は、石油収入もとにリビア全体の生活水準を上げ、識字率85%まで引き上げた。学校も医療もタダで福利厚生はアフリカ一。女性を解放し学校に通…

別な角度から歴史を観る

『アメリカと中国は偉そうに嘘をつく」の著者、高山正之氏の情報を元に、歴史問題を記す。 1. 泰緬鉄道は戦後、ビルマ側はイギリス軍が日本人捕虜を使って撤去させたが、タイ側はプミポン国王が撤去を拒み、日本が敷設に期待した通り、今でも交通路として活…

沖縄基地問題について

過激的で一部には敬遠されることもあるだろうと思われる、著書高山正之氏の「アメリカと中国は偉そうに嘘をつく」を読んだ。職歴は新聞記者が長く、広い情報収集とその解析の切り口が鋭い。 ディベートでは事象に対し賛成-反対の立場から意見を闘わせ、実態…

「100歳になってわかったこと」を読んで その2

「どうしたら死はこわくなくるのか」 そう遠からず、私も死ぬだろうと、漠然とですが、思っています。人は老いて、日常が「無」の境地にも至り、やがて、ほんとうの「無」を迎える。それが死である、そう感じるようになりました。 「なにかに夢中になる」 人…

「100歳になってわかったこと」を読んで その1

5月の連休は特別な用もないので、休み前にAmazonで本を購入した。美術家の篠田桃紅著の「100歳になってわかったこと」(人生は一人でも面白い)。 ブログで死生観などを記述する事もあったが、この本の冒頭「私には死生観はありません」を読み安堵する。 私…

「志高く」を読んで

井上篤夫著による孫正義のバイオグラフ「志高く」の新版を読んでみる。いつものごとく面白い部分を以下の通り抜粋する。 孫の学生時代の発明考案ノートより(発明のプロセスは3通りあり、第1は問題解決方法、第2は水平思考、第3は組み合わせ法) 第2の水平思…

「遺言(日本の未来へ)」を読んで

数ヶ月前、日経ビジネスで「遺言(日本の未来へ)」という特集記事があり、34名の戦後のリーダーがそれぞれの思いを語っている。 その中で5名の方の内容に興味があり、下記に記載する。 清水信次氏: 「天命感謝」「不惜身命」「天衣無縫」。若い人には、こ…

「粋な生き方」を読んで

最近、ブログが読後感想文のようになってきた。あまりクリエーティブでないのだが、感じたことを残すこともそれなりに意義があるだろう。 今回は「粋」という言葉に惹かれて手にとった本だが、ノウハウ書ではなく著者の経験による死生観が読み取れる。著者は…

「黒南風の海」を読んで

韓国とは以前は発電機を輸出し、最近は保護フィルムを輸入しており、何人かの韓国の友人がいる。そして訪韓する機会もあり、その文化や言語に触れることも多々ある。 いつも思うのだが、日本人そっくりな韓国の人に会うこともあり、逆に以前ブログで紹介した…

元兵士が語る靖国問題

無色・無償・無名をモットーに全国規模で、元兵士の体験談の聞き取りを行う「戦場体験放映保存会」が編集した「戦場体験キャラバン」を読む。そこに「靖国問題」をある元兵士が語っている。 餓死の場合はね、一月も二月も飢えに苦しんでいる。その時はまだね…

「ジョナサン・アイブ」を読んで その3

第9章 製造・素材・そのほかのこと 「新しいiMacの前に10分も座ってディスプレイを動かしていると、デザインのことなんかすぐ忘れてしまう。デザインが邪魔にならないんだ」ジョニーは言った。「僕らはデザインを主張したい訳じゃない。シンプルにしたいだ…

「ジョナサン・アイブ」を読んで その2

「新生アップルの巨大なチェックリスト」の章から アップルの新製品開発プロセス、すなわちANPP( Apple New Product Process)は、アップル成功のひとつの鍵となっていく。 すべての製品の各段階で全員がすべきことが事細かに描かれ、ハードウェア、ソフトウ…

「ジョナサン・アイブ」を読んで

「偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー」とサブタイトルになっているように、アップルのデザインを牽引して来た「ジョナサン・アイブ」に強い関心があり通読した。 自分にとって印象的であった、1997年に「20周年記念マック」がマーケッティングの…

「なぜ、『異論』の出ない組織は間違うのか」を読んで

PHP研究所出版、宇田左近著の「異論を唱える義務」Obligation to dissentという「義務」とは考えが及ばなかった。JCやRCの会議では異論は権利として唱え、そのくせ会社では異論を唱えられると、真意を受け止めず論陣を張ってしまう。その自分がこの本に巡り…

「ちじらんかんぷん」を読んで

サブタイトルが「庶民の生きた明治・大正・昭和」という身近な記録を佐賀純一さんという方が1992年に初版を出された。発行元は株式会社図書出版社。 最近は新刊書で本の虜になるようなものが少なく、古本屋を覗く事が増えてきた。と書けば、相当な読書家と思…

ニッポン再起動を読んで その5

会社設立登記に依る会社開廃業率では、2009年の会社開業率が3.0%、会社廃業率が3.1%です。アメリカでは、開業率も廃業率もともに10%程度です。 このように日本では廃業率が低いこともイノベーションを阻害している要因の一つです。先行きの見込めない事業…

ニッポン再起動を読んで その4

民法の解雇自由の還俗を労働契約法にも明記する一方で、どういう場合に解雇を禁止するのか、解雇する際には労働者にどのような配慮をすべきかというルールを明確にした方が、安易な解雇が規制されて、労働者の権利が守られるのです。 このような解雇ルール明…

ニッポン再起動を読んで その3

本来、金融業はリスク管理業です。リスクを査定して、いかにリスクを管理しながら利益を出すかを考えていくものです。 終身雇用制度の中でリスクを取らないで担保融資だけを行ってきた行員が、どんどん出世をしていって銀行経営者になりました。リスクを取っ…

ニッポン再起動を読んで その2

竹中平蔵は新自由主義者でアメリカの回し者だの批判的な意見を聞くことがあります。しかし、自由な資本主義の社会に生活する私たちは、彼の意見も素直に聞いてみたいと思います。 また、サザンオールスターズの新曲『ピースとハイライト』に対し、若い一部の…

ニッポン再起動を読んで その1

竹中平蔵著の「ニッポン再起動」を読み、忘備録を兼ね記載する。 名目金利がゼロで、物価上昇率がマイナス2%なら、実質金利はプラス2%。日本は低金利の国ではなく、実質金利がそこそこ高い国ということになります。円の実質金利が高いから、円が買われて…

維新八策を読んで

橋本徹代表率いる日本維新の会のテーゼである維新八策を勝手に考えてみる。 1.統治機構の作り直し 「首相公選制」:国会議員による多数派の与党党首が首相指名を受ける現在の首班指名選挙は、指名される首相は国民ではなくお互いの国会議員の政治バランス…

伝記を読んで電気を考える

25年前小島直記著の「まかり通る」を読んだ。電力の鬼・松永安佐ェ門の伝記小説である。日本の九電力体制の基礎を作った人であり、95歳で世を去るまでの波乱万丈な人生を一気に読んだ記憶がある。 しかし、今の電力会社は松永安佐ェ門の苦労を食いつぶてきた…

ワシントンハイツ 著者秋尾沙戸子

最近の歴史の教科書内容は知らないが、私達の世代では戦前戦後の日本近代史がぽっかり穴があいていた。本屋へ寄り、関連書籍を見つけると購入することが多い。そこで「ワシントンハイツ(GHQが東京に刻んだ戦後)」を読んだ。 私は中学・高校を中央線の三鷹…

暖め鳥 人間 大川栄二先生

大川栄二先生が他界され、2年と3カ月。突然奥様から「暖め鳥」サブタイトル「人間 大川栄二」(あさを社)の書籍が届きました。封を開け、あっという間に読んでしまいました。 最期の講演となった群馬県立太田産業技術専門学校の「私の人生と絵」は圧巻です…

グレートキャプテン

今年の3月に地上へ降りたJALの小林宏之元機長の著書による”機長の「集中術」”をAmazonで購入した。実は今朝の7時50分ごろのNHKラジオにてグレートキャプテンのインタビューがあり、経験に裏打ちされた哲学を語られていたので。 これこそプロ中のプロで…

マキアヴェッリ語録と人間学

運命は、力量によって防備されていないところでは、その強大な力を、思う存分にふるうものだから。予知能力と資金力のある人たちは、自然災害や事故に巻き込まれないように、未然に防ぐ可能性もあるのだが、とくに両者を兼ね備えていないと、運命の餌食にな…

マキアヴェッリ語録と外交

一国の国力を計る方法の一つは、その国と近隣諸国との間に、どのような関係が成り立っているかを見ることである。もしも近隣の諸国が、友好関係を保ちたいがために貢納してくれるようならば、その国は強国と言えよう。反対に、それらの国々に対し金銭をもっ…

マキアヴェッリ語録とロータリー文化

習慣的だが寝る時読む本と、移動時読む本を分けて、同時進行で読んでいる。移動中の本は少しの空いた時間だけ読むので短編的なものが多い。 今は、塩野七生著のマキアヴェッリ語録を読んでいる。国家篇でロータリーの文化と共通項が3項あり興味がある。 「…