markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

久しぶりにロータリーの話

先日、昭和24、25年生まれのロータリアンの任意の集いがあり、退会した自分も誘われるままに参加。以前はロータリー活動に没頭しており、それへの客観的な見識というものが希薄だったと気づく。

ガバナーや会長経験者などが集まる中、話しの中心は組織や運営についてが多く、ロータリーの奉仕活動についてはほとんど触れなかった。ただ、親睦( Fellow ship)が大事だと言っていたが、それは会員同士の縁ができるとして、ほとんどは組織内に向けられた話題であった。

これらの事について、自分にも身に覚えがあり否定はできない。しかし、本当に大事な事は社会に奉仕、貢献し、その活動の中で人間形成ができるという事だったのだが。

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「地政学で考える日本の未来」を読んで

 

 

著書は「中国の派遣戦略に立ち向かう」櫻井よしこ氏。

以下に抜粋 を記載。

 

戦後、日本は日本国憲法を後生大事に守り続け、「自分の国は自分で守る」という世界各国にとっての常識を忘れ、現実から目をそらしてきました。

日本は自信を持って価値観を高々と掲げ、中国とは異なる姿をアジア諸国や世界に見せていくのが良いのです。それがアジアのみならず21世紀の地球社会のためでもあると。

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「ドラゴン・パール」を読んで

 

ドラゴン・パール〈上〉

ドラゴン・パール〈上〉

 

 

この著者はシリン・パタノタイというタイ生まれで、8歳から周恩来の庇護のもと文化大革命まで体験された自叙伝であり、上下2巻で読み応えがあった。

装丁の裏表紙に書かれている筆者のプロフィールは以下の通り。

『冷戦の緊張が高まった1956年、中国政府との親密な関係を築くため、父親によってタイのバンコクから北京に送られる。以来、周恩来首相や廖承志と親子のような親交を結ぶ。1970年に中国を離れてからも、中国とタイ等の「生きた架け橋」として幅広い活動を続けてきた。二児の母。オランダ大使である夫君とパリ在中。』

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先週のニュースより

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河野外相は訪中し日中外相会談を行い、関係改善を友好に進めながらも、尖閣諸島周辺の接続水域での中国海軍の潜水艦入域に対しては強く再発防止に言及したと報道された。

独立国家の外相ならば当然の対応なのだが、最近の外相や外務省の弱腰外交には歯痒い思いであった。かと言って、武力戦争を肯定している訳ではないが、言うべき事は言う、毅然たる態度は当たり前と思う。

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年頭に言いたいこと

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関東平野は一面真白、4年前のような異常な降雪には至らないようだが、今日は早めに仕事を切り上げ久しぶりに時間が取れた。正月からブログ更新もなく何か書いてみる。

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「50歳からは炭水化物をやめなさい」を読んで

 

50歳からは炭水化物をやめなさい (だいわ文庫)

50歳からは炭水化物をやめなさい (だいわ文庫)

 

 久しぶりで本屋へ寄る。欲しいものを手に入れレジに向かう途中、このタイトルが目に入る。「ご飯やパンをやめろ」という事か! 「病まない•ボケない•老いない腸健康法」というサブタイトルが効いてしまった。

内容は長寿の根拠となる「テロメア」、50歳以上は「ミトコンドリアエンジン」による持続力に優れたエネルギー源とその食生活、「長寿遺伝子」のスイッチ、最後に免疫力を高めるための「腸内細菌」の4項目から成り立っている。「テロメア」や、50歳分岐による「ミトコンドリアエンジン」は新しい医学の見識であろう。これらを理論整然と説き、またグラフや表が補説している。以下に4項目のポイントを記す。

 

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水あたり

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 またしても「水あたり」をベトナムでやってしまった。中国やフィリピンでも辛い目に遭っているのに、まったく学習効果がない。若ければ抵抗力もあり心配いらないのだが、歳を取ると気をつけなければならない。

今回は早朝からの長時間フライトと、蒸し暑い中、到着直後からの現地視察で、夕食前にはサッパリしたいという思いで、送り出し会社の役員とサウナへ行った。

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世界遺産のある官営富岡製糸場の町でライブ

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昨晩、富岡銀座通りにあるカフェラウンジ・ココでオールディーズライブが開催された。私たちが住む地方の街では気軽にライブが楽しめる場所が少ない。プロによって手を加えられたレコーディングは音楽としての完成度は高いが、ライブのようなスリリングなハプニングはない。ライブは客席とステージの一体感により、想定以上の効果が生まれる。

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ベトナム・ハノイ出張

 

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急遽ベトナムハノイ行きが決まり、外国人技能実習生の送り出し会社と打ち合わせの為に渡航。スタッフや現地会社によってやりくりをしていただいたが、帰路はダナン経由となる。

中国人の技能実習生を行なっていた多くの組合は、質の低下などを理由にベトナムへシフトしている。成田空港のチェックインでも、都内の組合が実習生帰国に付き添いに来ていた。しかし13億の中国から1億弱のベトナムへ実習生を求め、多くの日本人が押し寄せることで将来を危ぶむ声もある。平均年齢31歳で、25〜29歳の若者が多く三角形の人口ピラミッドを作っている。フィリピン同様、若年生産労働者が多く将来が嘱望されている。

ベトナム社会主義であるが、ドイモイ政策が成熟し資本主義経済を取り入れ、株式制度が推奨されているようだ。国家が後押しをして先進国へ技能実習生を派遣し、帰国後の彼らの技能を国家発展の為に役立てようと考えているとの事。

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「ナショナリズムの正体」を読んで

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ここへ来て緊張が高まる日本の外交、そして伏線となるような憲法改正の機運。時の勢いに流されるのではなく、何か時代を見据える判断基準を持ちたいと思っていた。いっとき世界はグローバリズムの波に覆われ、いまだ日本は外国人観光客の増加を見込んでいる。しかし、世界の政治、特に欧米のナショナリズムの台頭を、日本にいると肌で理解するには正直難しい。

そこで、昭和史研究では第一人者の半藤一利氏と保坂正康氏の対談形式による「ナショナリズムの正体」を読んでみた。以下に抜粋し、参考にしたい。

 

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