markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

世界遺産のある官営富岡製糸場の町でライブ

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昨晩、富岡銀座通りにあるカフェラウンジ・ココでオールディーズライブが開催された。私たちが住む地方の街では気軽にライブが楽しめる場所が少ない。プロによって手を加えられたレコーディングは音楽としての完成度は高いが、ライブのようなスリリングなハプニングはない。ライブは客席とステージの一体感により、想定以上の効果が生まれる。

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ベトナム・ハノイ出張

 

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急遽ベトナムハノイ行きが決まり、外国人技能実習生の送り出し会社と打ち合わせの為に渡航。スタッフや現地会社によってやりくりをしていただいたが、帰路はダナン経由となる。

中国人の技能実習生を行なっていた多くの組合は、質の低下などを理由にベトナムへシフトしている。成田空港のチェックインでも、都内の組合が実習生帰国に付き添いに来ていた。しかし13億の中国から1億弱のベトナムへ実習生を求め、多くの日本人が押し寄せることで将来を危ぶむ声もある。平均年齢31歳で、25〜29歳の若者が多く三角形の人口ピラミッドを作っている。フィリピン同様、若年生産労働者が多く将来が嘱望されている。

ベトナム社会主義であるが、ドイモイ政策が成熟し資本主義経済を取り入れ、株式制度が推奨されているようだ。国家が後押しをして先進国へ技能実習生を派遣し、帰国後の彼らの技能を国家発展の為に役立てようと考えているとの事。

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「ナショナリズムの正体」を読んで

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ここへ来て緊張が高まる日本の外交、そして伏線となるような憲法改正の機運。時の勢いに流されるのではなく、何か時代を見据える判断基準を持ちたいと思っていた。いっとき世界はグローバリズムの波に覆われ、いまだ日本は外国人観光客の増加を見込んでいる。しかし、世界の政治、特に欧米のナショナリズムの台頭を、日本にいると肌で理解するには正直難しい。

そこで、昭和史研究では第一人者の半藤一利氏と保坂正康氏の対談形式による「ナショナリズムの正体」を読んでみた。以下に抜粋し、参考にしたい。

 

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大きな目的もなく、ただあっちこっち

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四季の替わり毎に軽井沢を訪れている。理由は単純、スーパーマーケットつるやへ防水紙でできている水切り袋を買い求めるためである。多くまとめ買いをすると、困る人もいると思い3、4束にしているのだが3ヶ月ほどしかもたない。でもそれを口実に追分にある蕎麦屋でざるを食べるのが嬉しい。数えると50年近く通っており、打ち手の親父も世代交代しているだろうが、ツユの幾分甘く濃いのは昔のままだ。

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「道徳と資本」を読んで

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半田 メーカーで有名な千住金属工業の会長、東京東RCで会長、そしてガバナーを歴任された故佐藤千壽氏の小冊子を読んだ。冒頭に「この冊子はロータリーの会合の講話執筆したものだが、中心課題は人間不在の市場経済批判であり、ロータリアン以外の一般の方々にも耳を傾けていただきたい」とのこと。

以下に感じたことを抜粋する。

 

職業奉仕とは寄付や政治献金ではなく、本業運営の基本精神。第1に考えるべき基本精神は①労使関係、②売手、買手双方における取引関係、③同業者関係、④自社製品(又は取扱商品)が及ぼす社会的責任。

 

職業人が住み良い世界を作るために一役を買おう、などと務める必要はない。そんなことをするより、社員の心に灯火を点じ、希望と活力をいかにしてかき立てるか、その方策を探求するのが、常識的なより良い奉仕の道である。(ポール・ハリス)

 

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日大二校1年F組

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表通りから一筋入った居酒屋風小料理屋の相席座敷で、隣席の若い男女たちへ「ことわり」をいれてるじいさんがいる。

「俺たちは約10年ぶりでクラス会やっているので、少々うるさいが勘弁してくれ。」とか、官僚出身の気配りYG君。そんなことお構えなしのOT君が口角泡をで、福島から新幹線でやってきたSE君に自論をぶちまけている。

定年退職し、今は近所の小学校で用務員をやっている幹事のON君は、今朝早く上海から戻ってきたKM君と意気投合し、「来年は上海でクラス会やろう!」とみんなの話しを止めてアッピール。

実家に戻り、案内状を見ていないKM君を電話で呼び出し、みんなから面影が無いと攻め立てられる。自由になった彼は半年前からウッドベースを始め、ジャズのウオーキングベースを弾きたいと言う。

歯科医のKD君は遅れてきたAK君に「君たちは自分たちだけで、女子部と合同同窓会をやったそうだな」と詰問する。じいさんとばあさんの同窓会では同調者もなく、話は断ち切れとなる。その隣で静かに飲んでいる地元のFD君は、今日の設営場所の提案者でこの「寿栄広」は馴染みなそうだ。三鷹駅北口の横河電機裏にある店は、新鮮なネタのわりにリーズナブルな値段で人気がある。店内の広さを見ると、予約をした方が良さそうだ。

生牡蠣、プリプリなボタン海老、ぶつ切りにし油の乗ったトロ、イカ、名産のタケノコ、里芋、黒豆、味付けされた絶品なシシャモなど。最後にチーズがたっぷり乗ったオジヤをかき混ぜ、小ぶりの茶碗でいただく。唯一下戸な私はお新香をちょいと乗せ、お代わりをするほど旨い。

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Marshall JTM45のうんちく  その2

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 写真はJTM45の音の再現を試みたアンプ(技術アドバイザー製)と電源トランス・出力トランス・チョークトランス(アテネ電機製) 

 

 

英・米の電圧の話をしておきます

ギターアンプなどに利用する一般的な電圧は、イギリスが240V、アメリカは120V、日本は100Vですね(他の多くの国では220Vあるいは110Vというのが最も多いのですが)。

イギリスは高電圧/小電流、アメリカは低電圧/大電流であり、アンプに使用される電源ケーブルもイギリスは細め、アメリカでは太めとなります。アメリカの最もちっちゃなでアンプ「チャンプ」(出力5W弱)のケーブルの方が、マーシャルの100Wアンプより太いケーブルだったりします。もちろん、一次側フューズの定格アンペアは同じアンプでも使う国により違ってくるので注意しなければなりません。

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Marshall JTM45のうんちく  その1

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 写真The Whoの左の横並びのマーシャルキャビネットとJTM45、右のPetaの2段重ねのマーシャルキャビネットFender Bassman(出典:

The Marshall 'Stack' | Pete Townshend’s Guitar Gear | Whotabs

以前、JTM45の概要を「Marshall Ampのトランスの歴史」でも記載しましたが、弊社技術アドバイザーよりもう一度おさらいをさせていただきます。

markdadao.hatenablog.com

そもそもJTM45のネーミングですが、Jはジム・マーシャル本人、Tは一緒に店で働いてくれている息子のテリー・マーシャルの頭文字、つまりJIM&TERRY/Marshall・・・それと45は45wアンプという意味でつけられたと言われています。彼らの店は若い、あまり金のないミュージシャンの卵達が入り浸っていたそうです。もともとジムはドラマーで、ドラム教室をやり、息子のテリーも10代の頃よりそこそこの人気バンドでサックスを吹いていたそうです。金には困らない、主にジャズミュージシャン達は同じロンドンでもジムの店ではなく、もっと高級な楽器店に出入りしていたとされます。当時のイギリスでは気の利いたベースアンプは無く、輸入物のフェンダーはかなり高額で若者には手が出なかったとか、、、そこで貧乏な若手ベースマンは、間に合わせの真空管アンプを手作りしたり、オーディオアンプを流用していたとのことです。ただしスピーカーキャビネットは適当なものがなく、ジムは彼らのために12インチ4発の、結構ごつくて立派な、とても良質なキャビネットを製作しました。これがかなり評判となり注文が殺到し、本格的にスピーカーキャビネットを作り始めたのです。

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Marshall JTM45に使用されているトランスについて

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最近、熱心に質問をされているユーザーとのメール返信の概要を、弊社技術顧問のアドバイスによりブログ用にまとめました。

 

 

1962年製と表記されていますが、JTM45はプロトタイプで世には出ていないと聞いております。実際販売を始めたのは1963年製からです。63年に制作されたOffset Chassisと呼ばれる、とても歴史的に貴重なJTM45で間違い無さそうですね。キャビネット正面から見て右側いっぱいにシャーシを片寄せて取り付けてあるアンプで、こうするとかえって重量バランスが良くなるのです。写真のトランス類はRSです。DELUXEと呼ばれている出力トランスに、合わせカバー上部に一次側電圧セレクト切り替え機構を持つ電源トランス、お手本のフェンダーに比べてとても大きなインダクタンスのチョークコイル、その他トランス以外にもポットのツマミ等々にもこのアンプの特徴がみられます。

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富岡市グルメ フランス料理 ユジェーヌ Bistro EUGEN

f:id:markdadao:20170831182304j:plainフレンチ料理のオシャレな個室レストラン。出来れば予約をした方が良い。と言うのも、一度フリーで寄ってみたが満室で今回は電話予約。何せ8部屋しかないようだ。

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